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Interviewインタビュー

法定検査検査職 若本玲央さん 八戸工業大学 工学部卒 2021年入社

  • 「お前に任せたぞ」と安心して言ってもらえる存在に

毎年1回の法律で義務付けられた検査を担当

Q:現在の業務内容について教えてください。
東京本社の検査課に配属されて1年目で、法定検査に同行をして先輩のサポートをしています。
法定検査は名前の通り法律で義務付けられている検査で、車でいえば車検のような存在です。
日々のメンテナンスである定期点検は毎月1回などの高頻度で回る物件もありますが、法定検査についてはどの物件でも年に1回と決まっています。
Q:検査項目も所定のものがあるわけですね。
そうですね。ブレーキ、リレー、ロープなどでそれぞれ必要な点検項目があり、ロープの場合は「摩耗で細くなっていないか」「サビは出ていないか」などをチェックして安全性を確認します。
また荷物用の積載量1トン以上のエレベーターについては、積載量に応じた重りを用いた感知器の動作確認もあり、一つ20kgの重りを運搬する作業もあります。

Q:検査を行うには資格も必要なのでしょうか?
国家資格である昇降機等検査員の資格が必要で、資格取得には講習の受講と試験の合格が必要になります。
そして講習を受けるには一定期間の実務経験も求められ、一般大学の機械工学科を卒業した私の場合はその期間が2年になります。
そのため2年目までは有資格者の先輩の検査に同行して実務経験を積みながら、必要な知識や技能の向上に務める形です。
Q:SECエレベーターには昇降機等検査員の有資格者が300名以上在籍していると聞いています。
私が在籍する検査課以外にも有資格者がいて、別部署の人間が法定検査を行うケースもあります。
今後はそうした別部署の先輩の検査に同行するケースも出てくると思います。

渋谷の歩道橋からドアが手動の古い物件まで検査

Q:SECエレベーターを志望した動機を教えて下さい。
私は大学が工学部機械工学科で、複数の資格も取得していたので、やはり機械系の仕事に就きたいと考えていました。
そして学校説明会でSECエレベーターのことを知り、「普段から利用している機械なのに、そういえば構造のことをきちんと知らないな」と興味を持ったことが応募のきっかけでした。
Q:新卒採用後の検査課への配属は珍しいのではないでしょうか。
ほとんどがメンテナンス課への配属で、検査課は私を含めて2人だけでしたね。
私の場合は機械工学科卒で、資格取得までの実務経験が短く済むことも配属理由の一つだったと思います。
Q:現在はどのような物件の検査をどの程度のペースで行っているのでしょうか。
件数は1日3~5件程度で、現場は都内です。
物件はオフィスビルもあればマンションもあり、公共施設もありと本当に様々です。
私は渋谷駅近くの歩道橋の法定検査に同行しましたこともありますが、検査後に渋谷に行ったときに一般の方が普段どおりに乗っているのを見て、この仕事に携わる喜びを感じました。
Q:法定検査検査職の仕事にはメンテナンス職とはまた違う魅力があるのでしょうか。
法定検査は各物件とも年に1回行うのみなので、担当物件を年に何回も回るメンテナンス職と比べると、1年間に回る物件の数は多いです。
そのため多種多様な現場を経験でき、検査で回るエリアが広いのが魅力だと思います。

さまざまなメーカーのさまざまな機種のエレベーターについて学べるのが今は楽しいですし、日常生活では出会わないような古いエレベーターの検査を行うこともあります。
先日に検査をしたエレベーターはドアを手動で開閉するタイプのもので、そうしたエレベーターが今もメンテナンス検査をすることで稼働していることには驚きも感じましたし、その検査に携わることに責任も感じました。

「お前に任せたぞ」と安心して言ってもらえる存在に

Q:検査への同行経験が増えるにつれて、ご自身が担当する作業も増えてきているのでしょうか。
基本的には先輩のサポート役なので、その日の物件にあわせて必要な工具を考えて、それを先輩にすぐに渡せるように準備しておくのが私の仕事ですが、別の作業も少しずつ増えてきています。
最近はピット内に入ってブレーキのカバーを外すなど、一部の作業は任せてもらえるようになりましたし、できることが増えていくことには達成感もあります。
Q:充実感を持って仕事に取り組めているわけですね。
そうですね。ただ、知識の向上の必要性も感じています。
たとえば戸開走行保護装置(UCMP)など、メーカーごとに検査時の操作方法が異なる機器類は、正確な知識を持っていることが求められます。
先輩に「この部分までお願いね」と言われたときに、どんな作業もこなせる状態になるのが理想で、資格取得後に担当エリアを受け持ったときには1人で検査をリードできる状態にしたいです。
そのためにいま必要なのは、多くの現場に同行して、さまざまなタイプのエレベーターに触れ、実地で知識や経験を高めていくことだと思っています。
Q:昇降機等検査員の資格を取得する際も、エレベーターについての一定の知識が求められると思います。
仰るとおりですね。ペーパーテストの過去問は見てみましたが、正確な知識がないと誤った選択肢を選んでしまうような問題が多かったですし、全員が確実に受かる試験でもないので、まだまだ勉強が必要だと感じました。
Q:法定検査やメンテナンスのプロとして、こんな人間になりたいという理想はありますか。
まずは上司から「お前に任せたぞ」と安心して言ってもらえる存在になりたいです。
同行してきた先輩方は頼りがいのある方ばかりでしたし、みなさんがそれぞれのスタイルで真剣に検査に向き合っていました。
仕事に真面目で、利用者の安全を第一に考えられる人間になりたいなと思っています。

先輩インタビュー

  • 検査職 若本玲央さん

    「お前に任せたぞ」と安心して言ってもらえる存在になりたいです。

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  • 設計職 川辺航平さん

    自分が設計したエレベーターが目の前で動くことに感動し、大きな達成感を感じます。

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  • 営業職 武関眞也さん

    コミュニケーションの大切さを先輩方から学びました。

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  • 営業職 菅野脩平さん

    SECエレベーターは、お客様のことを第一に考える会社

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  • 営業職 小熊大夢さん

    覚えることが多いけれど、深い専門性が身につくところが魅力

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  • 事務職 島崎のぞみさん

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